eggPlant v14リリースノート

以下のノートは、eggPlantの各リリースで導入された新機能および変更を説明したものです。以前のバージョンからアップグレードする際には必ず、関連する変更項目を読んでおくことを強くお勧めします。

潜在的な互換性の問題はでハイライト表示されます。

クロスプラットフォームユーザの皆様へ:

LinuxおよびWindows用のeggPlantには、Mac用のeggPlantで利用可能な機能がほぼすべて揃っています。

含まれていない機能については、リリースノートの下にリストアップしています。

リリースv14.21(2014年8月14日)

ビューアウィンドウ:

  • Zoom To Actual Size(実サイズへズーム)メニュー項目。ビューアウィンドウを標準サイズに戻すコマンドを追加しました。

バグ修正/微調整:

  • Windows上でのAndroid USBデバイス検出の問題を修正。
  • 新規画像コレクションへのキャプチャで画像の保存が妨げられる問題を修正。
  • ウィンドウのズームイン方向を隅ではなくキャプチャエリアに変更。
  • eggManウェルカム画面のUIの明瞭度を改善。
  • キャプチャモードのGuide(ガイド)表示中にライブモードへ再度切り替えるときの問題を修正、またCapture Guide(キャプチャガイド)を閉じる機能を追加。
  • スクリプトを直ちに開始する-RunOnLaunchオプションでeggPlantを実行しているときのUpdate Available(アップデート利用可能)パネルの表示を取りやめ。
  • eggManかeggPlant Functionalか、実行時に製品名をより安定的に表示。
  • Image Doctorがすでに検索を行っている最中に画像検索が開始されたときの内部エラーヒットの問題を修正。
  • 特にeggDrive使用時において、スイートの設定が完了する前にOmega13を呼び出そうとする問題を修正。

リリースv14.20(2014年8月4日)

ハイライト:

  • ビューアウィンドウでのズームイン/アウト
  • モバイルデバイスでの使用を目的とした新しいスクリプトコマンド/関数
  • 新規ユーザ向けの入門的なヘルプ
  • 多数のバグ修正

ビューアウィンドウ:

  • Zoom In/ Zoom Outメニュー項目。ビューアウィンドウでズームイン/アウトを行うためのズームコマンドをControlメニューに追加しました。

モバイルデバイス制御を強化:

  • モバイルデバイス上で該当ボタンを押すためのPressHomeButtonおよびPressBackButtonコマンド。(注:古いバージョンのAndroidでは、PressBackButtonコマンドによりメニューキーが押されます。)
  • Android向けのADBCall関数。 eggPlant FunctionalからAndroid Debugger(ADB)の呼び出しを行い、これらの呼び出しの出力を返す関数です。
  • iOS Gateway向けのLaunchAppコマンド。iOS Gatewayを通じて接続されているデバイス上で任意のアプリを立ち上げるコマンドです。

スクリプティングの強化

  • 「6 5/8」のような帯分数がサポートされました。ただし、整数と分数との間にはスペースを1個入れ、「/」の前後にはスペースを入れないことが条件となります。
  • put 1 3/4 is 1.75 -- true
  • 数値リテラルにアンダースコア(「_」)を含めることが可能に。桁のまとまりを分けることで、読みやすくなります。
  • put 1_000_000 is a million -- true
  • 指数の前に「+」または「-」がない科学的記数法で数字を表現可能に。符号がない場合は、正の指数とみなされます(これはJSON式の値を求めるJSONValue()関数にも当てはまります)。
  • put 1e6 is a million -- true
  • put 1.23e6 equals 1.23e+6 -- true

バグ修正/微調整:

  • Update Image(画像アップデート)パネル上でeggPlant Functionalがハングすることがある問題を修正。
  • 名前付きオブジェクト(ディスク上のスクリプトファイルが最も一般的)の内部キャッシングに関連するSenseTalkのクラッシュを修正。
  • 大きなブロック引用があるスクリプトを実行するときに、eggPlant Functionalがクラッシュする原因となり得る問題を修正。
  • 1点でのテキスト読み取り時にOCRが失敗する原因となり得る問題を修正。
  • 画像アップデートパネルが起動されたときに、中止されたスクリプトが失敗として記録される原因となっていた問題を修正。
  • 画像に検索可能なピクセルがない旨の誤った報告をeggPlant Functionalが行う原因となっていた問題を修正。
  • 画像アップデートパネルが起動されたときに、中止されたスクリプトが失敗として記録される原因となっていた問題を修正。
  • 実行ウィンドウ内のブレークポイントが無視される原因となっていた問題を修正。
  • ユーザがeggPlant Functionalライセンスの最大数を使うことができなかった状況を修正。
  • JSONValue関数で、指数に符号のない科学的記数法で数値を扱うことが可能に。
  • Tap(タップ)などのモバイルコマンドで、Omega13スクリプトリカバリのトリガが可能に。
  • 接続リストにおけるeggCloud SUTの表示方法をいくつかの点で改善。

リリースv14.12(2014年5月12日)

スクリプティング:

  • ScriptLoggingOffに設定したときに、TestCaseログを引き続き表示。これは、ロギングをSilentまたはMinimalに設定すると無効化できます。
  • 補助キーボード関数用にAlt-GRキー(右Altキー)の使用サポートを追加。右側のAlt 修飾キーがあった方がよい場合は、以下の設定を行ってください。

defaults write Eggplant USE_ALTGR_FIX 0

バグ修正/微調整:

  • ライセンス期限切れ警告を消せない問題を修正。
  • 画像キャプチャ時にeggPlantがハングすることがある状況を修正。
  • 中国語ライセンスが中国語UIに正しく読み込まれない問題を修正。
  • 引用符付きの値が適切に渡されず引数の混乱が起こることがある、Linux上のrunscript呼び出しの問題を修正。
  • 現在のブロックが間もなく(59秒以内に)失効する場合に追加のブロックを予約するよう、eggCloud自動予約を改善。
  • 非常に深くネストされたスクリプトがSchedules(スケジュール)パネルで誤って表示される問題を修正。
  • Linuxシステム上のアイコンおよびカラーを複数の点で修正。

リリースv14.11(2014年4月27日)

ハイライト

  • HomeButtonおよびRotateMobileコマンド用のツールバーボタン
  • スクリプト結果に画像プレビューを追加
  • 複数のバグ修正

ビューアウィンドウ:

  • RotateMobileおよびHomeButtonのツールバー項目。スクリプトにTypeText RotateMobileおよびTypeText HomeButtonコマンドを挿入するツールバーボタンを追加。

スクリプト結果:

  • 見つからなかった画像の画像プレビュー。これまではスクリプト結果において、見つかった画像の参照元の行をクリックすると、その画像のプレビューが表示されていました。今後は、見つからなかった画像を参照している行にも同じ動作が適用されます。

バグ修正/微調整

  • Mac上のeggPlantがTolerant(許容範囲)画像検索タイプを正しく報告しない原因となり得る問題を修正。
  • 期限切れライセンス警告がスプラッシュパネルの背後に表示され、起動がハングしたように見えることがある問題を修正。
  • WindowsおよびLinux上で、スイートがデフォルトの結果ディレクトリを結果のオーバーライドとして格納していた(その後、スイートが移動またはコピーされた場合に持続していた)問題を修正。
  • 新規画像の保存時にeggPlantがクラッシュする原因となり得る問題を修正。
  • 画像アップデートパネルを開くときにeggPlantがハングする原因となり得る問題を修正。
  • 以前にクラッシュが起こったとeggPlantが誤ってレポートする原因となっていた問題を修正。
  • 全画面VNCリフレッシュの動作を変更。これまでは、全画面リフレッシュにおいてeggPlantがVNC接続を閉じて再度開くことが可能でしたが、これは行われなくなりました。
  • 接続リストフィルタがWindowsおよびLinuxシステム上で機能しない原因となっていた問題を修正。

リリースv14.10(2014年3月10日)

ハイライト:

  • スクリプトの再トレーニングのための画像アップデートツール。
  • WaitFor時間の自動検出。
  • eggCloud(v1.1.5)との統合強化。
  • モバイルデバイス用のリモート画面ウィンドウの機能拡張。

インタフェース

  • 画像アップデートメニュー。スクリプト内の画像のアップデートを容易にするため、複数の新機能を追加しました。実行> 画像アップデートメニューから、Image Doctor設定(拡張済み)や、次のような画像アップデート用の新しいオプションを操作できます。
    • ある画像の複数の存在が見つかったときの対応
    • imageFound関数がfalseを返すときの対応
    • 成功か否か、あらゆる画像検索の有効性確認の有無
  • 画像アップデートパネル。以前のImage Doctorパネルを、以下の機能で拡張しました。
    • 画像内のテキストを読み取り、画面上でそのテキストのインスタンスを見つけようとする、OCR Search(OCR検索)の発見機能。
    • 完了したテストにおいて画像が最後に見つかった場所を表示する、Prior Location(以前の場所)発見機能。
    • コレクションに追加される新規画像の自動命名に使用する接尾辞を設定可能な、New Representation(新規表現)フィールド。
    • 画像のデフォルトプロパティや、スクリプトレベルでオーバーライドされるプロパティなど、現在の画像検索に使用されているプロパティを表示する、Properties(プロパティ)機能。
  • Diagnostic(診断)メニュー。画像アップデートパネルで使用されている画像検索用の発見機能を選択することができる新しいメニューです。
  • 以前の結果をマーク。Scripts Results(スクリプト結果)パネル内では、画像アップデートパネルの「以前の場所」発見機能で使われる「Prior Result(以前の結果)」として、どの実行を使用したいかをマークすることができます。
  • 垂直リモートツールバー。旧式の「Mobile Drawer(モバイルドロワー)」から、垂直にフォーマットしたツールバーに置き換えたことにより、縦型レイアウトのモバイルデバイス(iPhoneおよびAndroid)でのアクセス性が向上しました。 その他、以下が可能になりました。
  • リピートループの挿入。Script Insert(スクリプト挿入)ツールから、 テストスクリプトのあるブロックをハイライト表示させて、そのセクションの周りにリピートループを作成することができます。
  • テストケースの挿入。スクリプト挿入ツールからは、テストスクリプトのあるブロックをハイライト表示させて、それをTestCaseに変えることも可能です。
  • 画像背景。スイートエディタおよびSave(保存)パネルでの画像プレビュー用の背景色を追加しました。クリックで背景の切り替えが可能です。

eggCloudの統合

適正な統合実現のため、eggPlant 14.10にはeggCloud 1.1.5以降が必要です。

Ad-Hoc予約。利用可能な(予約されていない)SUTをダブルクリックすると、Ad-Hoc予約を作成できるようになりました。

  • 予約の自動延長。予約が終了した時点でそのデバイスがまだ利用可能な場合には、接続済みのSUT予約が自動的に延長されるようになりました。
  • 接続のスクリプト化。 一連のプロパティを定義することにより、SUTへの接続を行います。 利用可能なデバイスがあれば(または一致する予約があれば)、そのデバイスが使用されます。例:
    • Connect (

スクリプティング

WaitForプロパティ。画像検索用コマンドのプロパティとして、WaitForが使えるようになりました。WaitForプロパティは、WaitForコマンドと同様、SUT上に所定画像が現れるのをeggPlantが待つ最大時間です。例:

Click (image: “Done_button”, waitFor: 2 minutes).

  • WaitFor時間の自動計算。画像をキャプチャしてスクリプトコマンドを作成するとき、SUTに画像が現れるまでに大幅な遅延が検出された場合は、eggPlantが自動的にWaitForプロパティをコマンドに挿入するようになりました。
  • 追加的な画像フォーマットのサポート。すべてのプラットフォームで、次の画像フォーマットがサポートされるようになりました:.tiff、.tif、.png、.icns、.ico、.gif、.bmp、.jpg、.jpeg
  • デフォルトデータフォーマット。スクリプト内のBLOBデータのフォーマットを決定する、DefaultDataFormatグローバルプロパティを追加しました。有効な設定はauto、text、hex、base64およびsizeです。auto設定では、比較的短い値にhexを使用し、比較的長い値にはsizeを使用します。text設定は後方互換性を維持します。
  • 定義済み変数yesnoonおよびoffをそのまま真偽値として処理。これにより、等号演算子でtrueまたはfalseに等しいものとして、これらが比較されるようになります(真偽値の比較がNormalになっている場合。下記を参照)。
  • booleanComparisonグローバルプロパティを追加。Normal(デフォルト)に設定すると、値YesおよびOnはTrueに等しく(互いに)、OffおよびNoはFalseに等しいものとして比較が行われます。空は有効な真偽値(Flaseと同等)として処理されますが、Falseに等しいものとして比較されることはありません。booleanComparisonを「Strict」に設定した場合は、値Yes、No、OnおよびOffが文字列として比較されるため、TrueまたはFalseとは等しくなりません。booleanComparisonを「Lenient」に設定した場合は、「Yes」、「No」、「On」または「Off」の文字列と評価される値が、他の真偽値との等価性テストにおいては、真偽値として処理されます。
  • put Yes is true -- true
  • set the booleanComparison to Lenient
  • put "off" = false -- true
  • StandardFormat関数をアップデート。新しい真偽値を適切にサポートします。
  • JSONFormatおよびXMLRPCFormat関数を強化。新しい真偽値が扱えるほか、<missing value>(ヌル)を正しく処理します。XML-RPCでは、欠損値は<nil />として表現されます。これはXML-RPCの仕様には含まれていませんが、Pythonやその他のシステムで使用されているやや一般的な拡張機能です。SenseTalkは、XML-RPCの値読み出し時に<nil />および<ex:nil />を認識し、それらを<missing value>に変換するようになりました。
  • add propertiesコマンドおよびadding properties演算子を変更。追加先のプロパティリストにある、値が<missing value>のプロパティを、プロパティがそこに存在しないかのように処理し、対応するソースプロパティ値で置き換えます。
  • charToNumおよびnumToChar関数を強化。0xFFFFを超えるUnicode値を扱えるようになりました。
  • move fileおよびcopy fileコマンドを修正。「~」で始まるパスでソースファイルが指定される場合に正しく機能するようになりました。
  • データベーステーブル用のrecordPrototypeプロパティがテーブル内の複数列に対応するプロパティを含んでいた場合、一部のケースにおいて、それらの値がデータベースに自動的に反映される問題を修正。

バグ修正/微調整

  • JIRAおよびJenkinsとの互換性向上のため、JUNITロギングにFAILUREタグのサポートを追加。
  • ライセンシングの失敗がクラッシュとはみなされなくなりました。
  • プロキシサーバを通じてサポートリクエストを送信できる機能を改善。
  • Androidサーバに接続していないときにADB遅延の原因となった問題を修正。
  • Android SUTに対するAndroid接続が開いたままになっていると、eggPlantが終了しない問題を解決。
  • AndroidデバイスがUSB経由で差し込まれたときに「Tried to add nil to array」を引き起こすことがあった問題を修正。
  • スクリプト挿入ツール使用時におけるプレビューテキストとの一部の矛盾を解消。
  • Image Doctorを使用して複数の同時検索を実行する際のさまざまな問題を修正。
  • ダブルスラッシュ(//)で始まるネットワークリソース宣言にマウスオーバーするときにeggPlantが一時的に止まる問題を修正。
  • Windows上の設定ペインにおける複数の表面的なアーチファクトをクリーンアップ。
  • 既存の画像を使用してコマンドを作成している最中にスイートを閉じるときのロックアップの問題を解決。
  • Windows上の自動補完ツールに伴う一部の表示のアーチファクトをクリーンアップ。
  • スケジュール実行が完了したときの状況を解消。
  • 画像のClipRectangleプロパティの処理を改善。
  • 実行ウィンドウでFind機能を使うときのハングを解消。
  • 利用できないポートに対してSSHを試行するときのMac上のクラッシュを修正。
  • 接続リストのコンテキストメニューの挙動を改善。

リリースv14.01(2013年11月13日)

ハイライト

  • 改善されたAndroid用eggOnをサポート。
  • コマンドラインからライセンスを入力できる機能。
  • 多数のバグ修正。

ライセンシング

-LicenseKeyおよび-LicenseUserを渡すことにより、コマンドラインからライセンスキーを入力できる機能をeggPlantがサポートしました。 ライセンス適用後、ライセンスが承認された場合には、eggPlantが直ちに成功条件 (0) で終了します。

Mac/Linux:

Eggplant.app/runscript -LicenseKey "xxx-xxxx-xxx" -LicenseUser "zzzzz"

Windows:

eggPlant/runscript.bat -LicenseKey "xxx-xxxx-xxx" -LicenseUser "zzzzz"

接続リスト

接続リストでeggCloudとStandard(標準)接続が別々にグループ化されるようになりました。

バグ修正/微調整

  • Windows上でURLTimeoutプロパティが履行されることのなかった問題を修正。 URLがタイムアウトするようであれば、この値をデフォルトの30秒から増やす必要があるかもしれません。
  • ネガ画像のホットスポットが1ピクセル分ずれるバグを修正。
  • 画像がリロードされたときにPrecise(正確)画像検索タイプが履行されないバグを修正。
  • GatekeeperがeggPlantの署名を認識しないMac OS X 10.9上の問題を修正。
  • USBを介して接続されたAndroid VNCサーバの再起動の問題を修正。
  • 逸脱<CR>文字が時折スクリプトに挿入される自動補完のバグを修正。
  • ソケット通信中(ドライブモードを含む)のWindows上のNSInternalInconsistencyExceptionを修正。
  • 例外スロー後に画面キャプチャバッファが適切にリフレッシュされないバグを修正。

リリースv14.00(2013年10月24日)

  • ODBCを介したデータベース統合を追加。
  • テキストを含む画像向けの自動画像命名。
  • 新しい回転画像検索
  • 新しいモバイルコマンドを導入
  • 接続リストのフィルタおよびその他の改善

互換性

Mac OS X 10.7、10.8、10.9

本リリースはMac OS X 10.7以降と互換性があります。Mac OS X 10.6以前のサポートは終了しました。

Windows XP、7、8

本リリースはWindows XP、7および8と互換性があります。 2014年4月8日以降のリリースではWindows XPとの互換性がなくなることにご注意ください。

Linux Debian、RedHat

本リリースは、glibc 2.5以降をベースとする32ビットバージョンのDebianおよびRedHatと互換性があります。 64ビットディストリビューションは、すべての依存32ビットライブラリのバージョンをサポートしていなければなりません。

ODBCデータベース統合

利用可能なODBCデータベースから読み書きする機能を追加。詳しい使用方法および説明については、eggPlantドキュメントをご覧ください。

インタフェース

自動画像命名。 今後、画像をキャプチャすると、その画像内で検出されたテキストがデフォルトの画像名となります。 この動作は、eggPlant->設定->Viewer(ビューア)で無効化できます。

画像キャプチャ。 キャプチャ操作に関する改善が行われ、サイズ変更を示す動的カーソルおよび次の修飾キーが使用可能になりました。

  • 矢印キー キャプチャエリアの移動
  • +Ctrl/Command ホットスポットの移動
  • +Alt/Option キャプチャエリアの拡大/縮小
  • +Shift 10刻みの移動

画像の倍率変更および回転。 画像インタフェースで、画像検索時に使用するデフォルトの倍率および回転値を指定できるようになりました。この値はスクリプト内でオーバーライド可能です。

  • WindowsおよびLinuxバージョンのeggPlant向けに、スクリプトにおける自動補完を追加。 補完を作動させるには、Escapeキー を押すか、またはメニューから「編集->Complete(補完)」を選択します。 これでエディタは、有効なeggPlantコマンド、定常的な画像名、スクリプト名、または現在のスクリプトからの変数で、記述の補完を試みるようになります。

画像ポップオーバー設定。 画像リストとスクリプトの両方における画像ポップオーバーの有効/無効を全ユーザが切り替えられる設定を追加しました。

eggCloud設定。 eggCloudインストレーションに接続するための設定パネルを追加。

接続リスト

  • 表示する接続を表示名で絞り込むためのフィルタフィールドを装備。eggCloudデバイス予約システムを使用している場合は、SUTのオペレーティングシステム、バージョン、メタタグによっても接続リストのフィルタリングが可能です。
  • 認証されたeggCloudシステムから利用可能なデバイスを接続リストに表示。予約の作成や予約済みデバイスへの接続を接続リストから直接行えるようになりました。
  • Add/Edit Connection(接続の追加/編集)パネルにConnect(接続)ボタンを装備。接続ボタンをクリックすると、即座に接続が確立されます。
  • 接続の追加/編集パネルにRemember This Connection(この接続を記憶する)チェックボックスを装備。デフォルトで選択状態になっています。このチェックボックスが選択されていると、現在の接続が接続 リストに恒久的に保存されます。選択されない場合、その接続は、eggPlantセッションの終わりに削除されます。一時的な接続は、イタリック体テキストで接続リスト内に表示されます。
  • スクリプトから行われた接続や逆接続は、接続リストに自動的に保存されなくなりました。
  • 接続リスト内で表示/非表示にする列を選択可能に。接続メニューからCustomize Columns(列をカスタマイズ)サブメニューを使用し、表示する項目を選択します。

スクリプティング

  • Mac OS X上の現行のRecordMovieコマンドが非推奨になりました 同コマンドは依然として呼び出し可能ですが、今後のMac OS Xバージョンではサポートされなくなります。 eggPlantの今後のリリースにおいて、代わりの動画テクノロジーが利用可能になる予定です。
  • 倍率変更画像検索で、現在のSUTサイズに対する2つの倍率変更モードを用意。 以前のscale: 「Auto」は、SUTの高さまたは幅の変化の小さい方に比例して倍率変更を行うことが明確になるよう、scale: 「Proportional」に名前が変わりました。 SUTの高さと幅それぞれに合わせて画像の倍率変更を行うには、scale: 「Stretch」を使用します。
  • スワイプコマンド(SwipeUpSwipeDownSwipeLeft、およびSwipeRight)を追加。DragAndDropよりも再現度高くタッチスクリーンのスワイプアクションを模擬します。グローバルプロパティ theSwipeSpeedは、従来のMouseDragSpeedに対応します。
  • 従来の対応コマンドと同様に動作するその他のモバイルコマンドを追加。
    • Tap = Click
    • DoubleTap = DoubleClick
    • Press = MouseDown
    • Release = MouseUp

画像検索にRotateプロパティが追加可能に。最初にキャプチャした角度とは異なる角度で画像が表示されていると予想される場合に、回転角度(または、角度のリストもしくは範囲)を指定することができます。回転は時計回りです。

Click (name: "appIcon", rotate: 180) //当初の角度から180度回転したappIconを検索します

Click (name: "appIcon", scale: 45 to 90 by 5) //45度から90度までの5度刻みで傾いたappIconを検索します

  • 関数SuiteInfo()を追加。スイートに関する以下の情報が返されます。
    • Name:スイートの名前
    • Path:スイートのフルパス
    • ScriptsFolder:スクリプトフォルダのパス
    • ImagesFolder:画像フォルダのパス
    • ResultsFolder:結果フォルダのパス
    • Version:スイートのeggPlantバージョン番号(通常、スイートが作成されたeggPlantのバージョン)
    • Description:スイートの設定タブ上に入力されるスイートの説明


formatwith formatusing format演算子を追加。個別の数値、日付、データ値に特定のフォーマットを指定できるようになりました。

put (13 / 2) with format "00.000" -- displays "06.500"


数値またはデータ値を格納する変数のformatプロパティにアクセスできる機能を追加(以前はフォーマットを持つことができるのは日付または時刻値のみでした)。

put 13 into foo

set the format of foo to "hex"

put foo -- 0xD

set foo's format to "words"

put foo -- thirteen

put "000.000" into foo.format

put foo -- 013.000

put foo's format -- 000.000


numberFormatまたはdefaultNumberFormatプロパティ(または数値変数のformatプロパティ)を「Hexadecimal」または「Hex」に設定し、数値を16進形式で表示できるようになりました。

set the numberFormat to "hex"


defaultDataFormatグローバルプロパティを追加。バイナリ データ値の表示方法を操作できるようになりました。defaultDataFormatは、「auto」、「text」、「hex」、「base64」、または「size」のいずれかに設定可能です。さらに、autoおよびtextフォーマットには、「auto: maxHexSize」、「text: stringEncoding」のパラーメータを含めることができます。


trimAll()関数(trim、trimStartおよびtrimEndと類似)を追加。テキスト値からすべての空白(またはその他の文字)を削除します。この関数は、1つまたは2つのパラメータを取ります。最初のパラメータは、トリミングが行われるソーステキスト値です。2番目(オプション)のパラメータは、ソーステキストから削除される文字の組を定義するテキスト文字列です。2番目のパラメータが与えられていない場合は、デフォルトで空白および改行文字がトリミングされます。


keepCharacters()関数を追加。英数字(英字と数字)または指定した別の文字の組を除き、すべての文字をテキストから削除します。この関数は、1つまたは2つのパラメータを取ります。最初のパラメータは、フィルタリングが行われるソーステキスト値です。2番目(オプション)のパラメータは、ソーステキストに残しておく文字の組を定義するテキスト文字列です。2番目のパラメータが与えられていない場合は、デフォルトで英数字が残されます。


a.func(b)またはa's func(b)の式を修正。aが変数のときに機能するようになりました。この形の式は、以前はaが数値またはリテラルだった場合に機能し、変数では機能しませんでした。どちらの構文もfunc(a,b)を呼び出すことに相当します。


2つの値が等しいかどうかを比較する新しい構文を追加:val1andval2are equal

put 5 * 3 and 15 are equal

put "CAT" and "cat" aren't equal considering case


equalまたはequal toのシノニムとしてthe same asを追加。以下はすべて「true」と報告されます。

put 5 * 3 is the same as 15

put 4 + 6 isn't the same as 2 * 12

put "cat" and "dog" are not the same

standardFormat()関数を変更。リストに波括弧ではなく角括弧を使用するようになりました。

  • HotSpotScaling。倍率変更画像の検索時に画像ホットスポットの倍率を変えるかどうかを決定する HotSpotScaling グローバルプロパティを追加。以下の値を取ります。
    • Inner。Innerはこれまでのホットスポット倍率変更のやり方で機能します。つまり、ホットスポットが画像の検索対象のピクセル内にあれば、その画像とともに倍率変更され、 ホットスポットが画像からずれていれば、倍率変更されません。InnerはHotSpotScalingのデフォルト値です。
    • All。倍率変更画像を検索するときに、必ずホットスポットも比例して倍率変更されます。
    • None。倍率変更画像を検索するときに、ホットスポットは常に倍率変更されません。
  • AskまたはAnswerの動作。コマンドラインからのスクリプト実行中にAskまたはAnswerコマンドが呼び出されたときは、即座にタイムアウトになるtimeoutパラメータで呼び出されたかのように動作するようになりました。Ask FileまたはAnswer Fileコマンドが呼び出されたときは、キャンセルボタンがクリックされたかのように動作します。以前の実装は未定義(環境によって異なる挙動)でしたが、下記を使用して復元可能です。
    • default write Eggplant oldCommandLineAskAnswerBehavior YES
  • BooleanComparison。booleanComparisonグローバルプロパティを追加。これにより、真偽値の比較方法に選択肢が与えられます。
    • Normal。Normal(デフォルト)に設定すると、値YesおよびOnはTrueに等しく(互いに)、OffおよびNoはFalseに等しいものとして比較が行われます。空は有効な真偽値(Flaseと同等)として処理されますが、Falseに等しいものとして比較されることはありません。
    • Strict。booleanComparisonをStrictに設定した場合は、値Yes、No、OnおよびOffが文字列として比較されるため、TrueまたはFalseとは等しくなりません。
    • Lenient。booleanComparisonをLenientに設定した場合は、「Yes」、「No」、「On」または「Off」の文字列と評価される値が、他の真偽値との等価性テストにおいては、真偽値として処理されます。

バグ修正/微調整

  • glyphRangeForCharacterRange: 例外を上げることがあるエディタのバグを修正。
  • 「選択部分を実行」が、スクリプトエディタ内の実際の選択部分と正しく対応しないことがあるバグを修正。
  • 新しい接続を行える回数が制限されるというWindows上での長年の問題を修正。 Connectコマンドの呼び出しが何千回でもできるようになりました。
  • 画像が画面の端に近い場合に起こることがあった複数のクラッシュバグを修正。
  • 韓国語がアクティブになっているときにRun Date(実行日)列に不正な文字が表示される問題を修正。
  • 時折バグ送信の失敗を引き起こしていたバグを修正。
  • 時折スクリプトログで時間が数時間ずれる原因となっていたバグを修正。
  • Linux上でのログ閲覧時に発生することがあった例外を修正。
  • キャプチャモードでビューアウィンドウのキャプチャボタンが無効になる原因となっていたバグを修正。
  • 実行ウィンドウのボタンが無効になる原因となっていたバグを修正。
  • スクリプト内のテキストプラットフォームの変更が見過ごされる原因となっていたバグを修正。
  • 生成ツールを使用して作成したテキストコマンドが、テキストプラットフォームからのテキストスタイルを適切に参照しない問題を修正。
  • Image Doctorによって適用されたScaling「Fixes」が持続しない問題を修正。 Image Doctorを使用すると、画像のデフォルト倍率がImage Editor(画像エディタ)での表示どおりに設定されるようになりました。
  • Original Location(元の場所)を使ったAdding a Representation (表現の追加)で例外が投げられる問題を修正。
  • 「Remember Save Image Folder(画像保存フォルダを記憶)」を無効化した場合に表現の追加で新規フォルダに正しく切り替わらない問題を修正。
  • RetinaディスプレイのMac OS Xマシン上での一部のツールバーアイコンに関する問題を修正。
  • CentOS上の接続リストの「Add…(追加…)」ボタン表示に関する問題を修正。
  • コマンドラインからRealVNCデバイスへの接続試行時の問題を修正。これは、RealVNCの初期化完了前に発生することがありました。

 

This topic was last updated on 2月 01, 2019, at 11:13:23 午前.

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